結婚したら共働き、専業主婦どちらがいいの?



老後までの展望

 

 

ライフプランとそのために必要なお金を予想することは、将来に向けて大切なことです。結婚後の生活ですが、楽しいことも幸せなこともさることながら、出産、育児、教育などでお金が絶対に必要な場面がいろいろ増えてきます。

 

更には、病気や介護への備えも必要ですし、老後になってからの生活についても考えるべきことが多くあります。

 

こうしたライフプランというのは、画一的なものではなく、それぞれの家庭で違ってきますが、夫婦2人でこれからの生活を想定して、結婚後の生活を多面的に考えてみましょう。そしてその時に、どの程度お金が必要になるかも考えてみましょう。

 

同時に得られるであろう収入も考え、支出と照らし合わせてみてください。場合によっては、夫の収入だけではお金が不足がちになる時期があるかもしれません。そんな時には、確かに妻の収入が別であると、そうした事態がクリアできそうだと考えるものです。

 

収入が夫だけというのは確かにリスクでもあります。何かがあった時のことです。夫が失業するかもしれませんし、病気や怪我で働けなくなるかもしれません。そんな際は夫だけの収入で暮らす家計は危ういということになるでしょう。

 

妻が働いていれば家計を助けられます。収入源が複数あることはリスク分散になります。専業主婦と共働きで最も差がつくのは、老後の妻の年金でしょう。共働きの妻が現役時代に厚生年金に加入していれば年金保険料を負担しますが、支払った保険金は、しっかり妻の老後の年金として反映されます。

 

年収300万円で25年間働き続ければ、老後の年金増加額は年間約41万円にもなります。もちろん年収がそれよりも多ければ年金額もアップします。生涯続く年金ですから、老後の安心感はかなり違いますね。