結婚をした後の選択
結婚をしたら、女性はそれ以後も続けて働くのか、それとも専業主婦になるのかを迷うことが多くあると思います。
少し昔でしたら、以前は「寿退社」という言葉があったほど、女性は結婚を機に仕事を辞めるというのが一般的でした。いい結婚相手を見つけるために大手の企業を狙うというのもおかしくはありませんでした。
しかし、時代は大きく変わってきています。共働きと専業主婦どちらにするのか？はっきりと二つに分けるものでもありませんが、両方にメリット、デメリットがあります。
結婚後、働き続けるかどうかは、特に女性にとっては、その後の人生を大きく変えるターニングポイントになるのかもしれません。あるアンケートでは、女性の約75％が結婚してからも働き続けたいというようなデータも出ています。つまり、今では4人のうち3人の女性が共働きを希望するようになったということです。
まずは専業主婦と共働きにおいて、金銭面ではどちらが有利になるのか考えてみましょう。専業主婦には扶養手当があります。一般的に専業主婦の場合は税金面で優遇されていると見られています。専業主婦またはパートなどでの年収103万円以下の配偶者がいる夫の場合は、夫の所得税と住民税計算において配偶者控除を受けられます。
これで夫が払う税金が安くなりますが、例えば年収400万円の夫の場合なら、配偶者控除で安くなる税金は年間5万円程度です。節税効果は、驚くほどではありません。この扶養制度も廃止が検討されています。専業主婦での税金面の得というのは、あまり影響が無いかもしれません。